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Beauty Column -睡眠-


美肌の為の睡眠

 先日の新聞記事に、動脈硬化につながる高脂血症、高血糖、肥満といった生活習慣病に寝不足や寝過ぎが関連するという記事がありました。
 昼夜逆転の人たちが増えている昨今。そこで今回は、美肌作りに欠かせない睡眠についてのお話です。
 良い化粧品を使ったり、エステを受けているだけでは、美肌は作れません。
 規則正しい生活やきちんとした食事等によって、基本的な体のシステムを作らなければ、美肌を作ることは困難です。規則正しい生活には、質の良い睡眠が必要不可欠となります。

 睡眠をとることで、脳の代謝量を低下させ、脳を休ませて疲労回復をはかります。また、メラトニン等のホルモンや免疫物質も多く分泌します。中でも大切なのは成長ホルモンです。成長ホルモンは子供の成長過程だけでなく、大人になってからの細胞の修復や新陳代謝にも関わっています。長年のリサーチから、これらのホルモンは暗くなると分泌され、分泌のピークを迎えるのは深夜12時から数時間だとわかっています。

 メラトニンは1日のリズムを正確に刻む時計のような存在のホルモンです。
 体内時計が乱れると、代謝が低下し睡眠が浅くなり、疲れがとれ難くなります。更に睡眠不足が続くと交感神経が優位になることで、腸などの動きが鈍くなり、便秘がちになりますから、お肌には大敵です。
 肌のハリやツヤと同じように年齢と共に睡眠力も低下していくといいますから、加齢と共に睡眠に対する努力も必要になってきます。
 まだ遅くありません。悪い睡眠習慣を今から改善しませんか?

 良質の睡眠をとるには、以下のことを心がけましょう。
・規則正しいリズム(毎日同じ時間に就寝・起床)
・太陽光を浴びる
・適度な運動
・消化の良い食事
・カフェイン・タバコに要注意

2008年5月掲載


快適な睡眠

 前回、美肌作りには、質のよい睡眠が必要不可欠というお話をしました。今回は、睡眠のリズムと心地よく入眠する為のポイントをあげてみましょう。

 睡眠には深い眠りのノンレム睡眠と眠りが浅く夢を見るレム睡眠があります。この2つの組み合わせが90分周期で、寝ている間に何度か繰り返されます。このノンレム睡眠とレム睡眠の90分周期を使い、90分の倍数(例えば3時間、4時間半、6時間)で起床すると、睡眠時間が短くても睡眠と覚醒のリズムですっきり目覚めることができるそうです。

 しかし、先月号でもお話しましたように、暗くなると出始めるホルモンは深夜12時以降数時間の間に分泌のピークを迎えますので、美容の為には11時頃には眠りについていることをお勧めします。

 睡眠の指令伝達する、脳内細胞ニューロンは、体温の上昇によって活動が亢進するので、入眠前の入浴や入眠時に寝室を暖かくするとよいでしょう。

アロマの香りで眠りを誘う
 嗅覚は五感の中でも最も原始的で本能的といわれている感覚です。匂いを嗅ぐことで得られた情報は、大脳を直接刺激し、脳が興奮したり、リラックスしたりという効果を瞬時に発揮します。
 ラベンダーやローズオイルの主成分には気持ちを鎮静させる効果がありますので、お休み前にコットンに2〜3滴含ませて枕元に置いたり、バーナーでやさしく香らせたりします。強く香らせると逆に覚醒してしまうアロマオイルもありますので、バーナーを使う時はたくさん入れすぎないようにしましょう。

ホットミルクで快眠
 牛乳に含まれるトリプトファンというアミノ酸は脳内でセロトニンという睡眠物質を作る材料となりますし、イライラを抑えるカルシウムやたんぱく質・鉄分などのミネラル・ビタミン類が多く含まれています。セロトニンはメラトニンの分泌を促すため、心地よい眠りを誘うことができます。
 冷たい牛乳は胃を刺激しますから、電子レンジなどで温めてください。温めた牛乳は、内側からも体を穏やかに温めてくれます。

2008年6月掲載