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Beauty Column -食べ物-


腸内洗浄 その3

 2回にわたり腸内洗浄のことを記載してきましたが、今回は毒出しジュースと毒出しスープの紹介です。
 シャネルのデザイナー、カール・ラガーフィールドが飲んで42kgものダイエットに成功したそうです。

毒出しジュース
1g
ペパーミント粉末(乾燥小さじ2
レモン果汁大さじ4
しょうが(チューブ)2〜4cm
オリゴ糖適量
〔作り方〕
@ペットボトルの空き瓶に60〜70度のお湯とペパーミントを入れ5分位おく。
A残りの材料を加えて、よくかき混ぜたら出来上がり。
※冷蔵庫に保存して2日位で飲みきりましょう。

 毒出しジュースのペパーミントは解毒作用が強く、体内に溜まったガスを排出します。しょうがは血行促進と体を温める作用があり、整腸作用の高いレモンとオリゴ糖も加えます。オリゴ糖の入手が困難な場合は、オリゴ糖を含む蜂蜜を代用するといいでしょう。

毒出しスープ
たまねぎ1個
にんじん1本
セロリ1本
ベーコン2枚
固形スープの素1個
白ワイン大さじ1
塩・こしょう少々
400cc
〔作り方〕
@水を沸かし、固形スープの素、白ワインを入れて沸騰させます。
A野菜、ベーコンを食べやすい大きさに刻んでスープに加え、火が通ったら塩・こしょうで味を調えます。

 体を温め、便の材料となる食物繊維たっぷりの野菜を入れた毒出しスープは、余分な水分や老廃物を出す効果がありますので、1週間集中的に昼食か夕食にこのスープを加え、その分食事の量を減らすと効果的です。
参考・腸内リセットダイエット(マキノ出版)

2007年7月掲載


美容にいい食べ物 ラム肉

 オーストラリアではスーパーで簡単に手に入れることができるラム肉。
 ラム肉は8種類の必須アミノ酸が理想的なバランスで含まれておりホルモン分泌を活発にして、体温を上昇させる美容食材です。また、皮膚病や吹き出物などにも効くビタミンB 群、骨格を作るビタミンC 、細胞中の過酸化脂質の発生を抑えて、老化防止に役立つビタミンE 、コラーゲンも豚肉に負けません。その他鉄分、カルシウムなどのミネラル類も豊富に含まれています。

コレステロール
 羊の脂肪は体に吸収されにくいという特徴があり、コレステロール値は、魚肉の値とほぼ同じ100gあたり50mgと低コレステロールです。その上、体内のコレステロールを減らしてくれる、オレイン酸も他の食肉より多く含んでいます。

L−カルニチン
 今話題のL-カルニチンはアミノ酸の一種で、体脂肪の代謝に深く関わっている物質です。20代後半になってくると痩せにくくなってきますが、太りやすくなるのは人間の体内で作られるカルニチンが年々減少してくるからだそうです。ラム肉のL-カルニチン含有量は牛肉、豚肉、鶏肉と比べても飛び抜けています。

オージィフレンドから習った
ラム肉に合うラズベリーソースの作り方
1kg 冷凍のラズベリー
1g ホワイトビネガー
この2つを容器に入れ、毎日2回(朝晩)かき混ぜ、1週間つけておく
1週間後 1.2枚重ねのガーゼでこす
       2.こした液体に同量の砂糖を入れ煮る
       3.煮立った後、5〜6分で火を止める
 ラズベリーには、カプサイシンの約3倍の脂肪分解効果で注目を集めているラズベリーケトンをはじめ、ポリフェノールやクエン酸、ビタミンC などの健康成分が豊富です。
 焼いたラム肉にラズベリーソースと少しお醤油を加えてお試しください。

2007年11月掲載


美容にいい食べ物 シルバービート

 オーストラリアでは、季節を問わず、比較的どこのスーパーマーケットでも売っているシルバービートですが、あまり日本人には知られていないようです。日本では一年中収穫できるという意味で、「不断草」と呼ばれています。沖縄では冬野菜として知られていて、ポピュラーな食材だそうです。味噌煮や和え物に使われています。
 シルバービートは地中海地方が原産で、古代ギリシャ時代から食されており、ほうれん草やビートと同じアカザ科の緑黄色野菜です。
 栄養価が高く、体内でビタミンAに変化するβカロチン・食物繊維・ビタミンC及び鉄分を多く含んでいます。
 ほうれん草と比べると、カルシウムは1.5倍、マグネシウムは1.2倍、鉄分は1.8倍とミネラルの宝庫といえます。また、血圧を下げる効果のあるカリウムも豊富に含まれています。

活性酸素を消去するβカロチン
 人間の体に酸素は必要不可欠なものです。空気中から酸素を取り入れて、血液によって体中の細胞へ運ばれます。細胞内に取り入れられた酸素が栄養分を燃やして(酸化させて)エネルギーを作っています。しかし、その過程で活性酸素が発生し、細胞膜やDNAなどを酸化させ老化現象をおこすと言われています。
 シルバービートに多く含まれているβカロチンは、その活性酸素や過酸化脂質を除去して、細胞を活性化する作用があり、がんや老化防止にも効果があるようです。
 また、βカロチンは、体内に入ると必要量だけビタミンAに変換され、残りは体内に蓄積されます。ビタミンAには、胃腸や気管支等の粘膜を正常に保ち、健康な皮膚を作る役割があります。

シルバービートの保存
 洗わずに根の部分を湿らせた新聞紙に包んでポリ袋に入れ、根元を下にして冷蔵庫に立てて保存します。

シルバービートの調理法
 シルバービートはシュウ酸を多く含む野菜です。そのまま生で食べたり炒めたりすると、苦くて食べにくいので、茹でて水に少し長めに晒してから調理します。 湯がく時に塩を入れるときれいな緑色になります。茹でた後、マッシュルームやベーコンなどと一緒にバターで炒めると、おいしくいただけます。

2008年9月掲載


美容にいい食べ物 にんにく

 きれいになるためには心も体も健康でなければなりません。
 日本ではにんにくが疲労回復や滋養強壮に即効性があるということで、栄養補給ドリンクの中に配合されています。また、最近になって「にんにく注射」なるものがスポーツ選手や芸能人の間で利用されたりするようになり、にんにくの有効性がメディアを通して注目されています。

にんにくの効能
 厳密に言うと、にんにくが直接のスタミナ源になるわけではないそうです。にんにくのにおい成分の「アリシン」が豚肉等のビタミンB1に働きかけ、ビタミンの吸収と効果を促進し、体を疲れにくくします。そしてアリシンと結合したビタミンB1は「アリアチミン」という形に姿を変えますが、これによって元のビタミンB1と全く同じ働きをするだけではなく、より長い時間血液中にとどまることができるそうです。その他にも殺菌・抗菌効果、血小板抑制作用、動脈硬化や成人病などの予防が期待される抗酸化作用もあるので、体に良いことは間違いありません。
 また血行を良くし細胞の働きを活性化することから、美肌やダイエットの効用もあるとされます。

 豚肉・オックステイル等のコラーゲンたっぷりな肉類と一緒に調理してください。コラーゲンは人間の肌や骨、関節などに含まれているたんぱく質です。体重の約20%がたんぱく質で、そのうちの3分の1がコラーゲンだと言われています。コラーゲンの量が少なくなると、肌の水分が保てず、潤い不足や小じわ・たるみの原因になります。皮膚のコラーゲンは20代から減少するという研究結果も報告されています。

にんにくの保存方法
 にんにくは長期に渡って保存すると、せっかくの有効成分が減少してしまいます。そこでにんにくの皮を剥いて1つ1つに分け、中に芽があるものは縦に切って芽を取り除き、ビニール袋やラップなどににおいが漏れないように包み、冷蔵庫か冷凍庫に入れ保管します。

 にんにくの過剰摂取は胃壁を荒らすなどの体によくない結果をもたらすこともあるので、取り過ぎに気をつけてください。

2009年1月掲載


美容にいい食べ物 サーモン


 鮮やかなピンクのサーモンは美味しい上に、肌にも爪・髪の毛にも良い食材です。
 私はサーモンが大好物なので、いつも塩漬けにしたものを焼いてフレークを作って常備しています。

アスタキサンチン
 サーモンのピンクはこの「アスタキサンチン」という色素です。この色素はファイトケミカルと呼ばれる紫外線の害などから自らを守るために作り出す物質です。カロテノイド群に属し、赤ワインなどに含まれるポリフェノールのようなものです。
 アスタキサンチンの抗酸化力(老化の原因となる活性酸素を除去してくれる)はビタミンEの約550〜1000倍に相当すると言われており、カニやえびなどの赤い部分にも含まれますが、一度にたくさん摂取できるのがサーモンです。
 更に、この色素の優れた点は、生でも摂取できるうえ、加熱調理しても破壊されることがないそうです。

ビタミン類
 皮膚の免疫向上に役立つビタミンA、炭水化物や脂肪を代謝するビタミンB群、カルシウムの吸収に不可欠なビタミンD、若返りのビタミンEなど、ビタミン類が豊富に含まれているので、お肌の栄養補給・美肌作りに効果的です。
 皮の部分にはビタミンB2が多く含まれているので、皮も食べることをお勧めします。

良質なたんぱく質
 健康な皮膚や爪や髪の毛を作るのに欠かせないのが、良質なたんぱく質です。サーモンのたんぱく質はアミノ酸構成のバランスがとても素晴らしく、消化・吸収が他の魚より優れているそうです。
 日本では鮭の皮から抽出したコラーゲンサプリも売り出されています。
 サーモンを食べることで老化、日焼けによるシミ・そばかすなどの改善につながること、良質のたんぱく質摂取と炭水化物を控えることで、ダイエットにもなります。
 
 しかし、動物性たんぱく質を採り過ぎると腎臓に負担がかかり、逆に老化の原因になる可能性があるそうですので、食べ過ぎに注意しましょう!

2009年6月掲載


美容にいい食べ物 マンゴー

 私が「オーストラリアに来て良かったと思うこと」の最初にあげられるのは、大好きなマンゴーが安く手軽に食べられることです。東国原宮崎県知事就任後、宮崎県産のマンゴーをマスコミで紹介し、日本でも最近人気のあるフルーツです。
 マンゴーにはβカロチン・ビタミンA・C・E・葉酸が豊富に含まれ、完熟する前はビタミンC の含有量が多く、よく熟す程βカロチンの量が増えるそうです。特にビタミンAの含有量は果物の中でも高く、マンゴー1個で1日の必要摂取量分を摂取することができます。さらにマンゴーには脂質やタンパク質の分解を促す効果があり、肉料理などの脂っぽいものを食べた後にも最適です。

ビタミンA: 肌を丈夫にし、潤いを与える
目・口・喉などの粘膜を丈夫にする働きや、細胞を酸化から守る抗酸化作用が強い
βカロチン: 細胞の保護(調理の際、水や熱に強いのが特徴)
  ※体内のビタミンAが不足すると、肝臓でビタミンAに変化し補う
ビタミンC: メラニンに作用し、シミに効果
ビタミンE: 若返りのビタミン
葉酸: 神経細胞の代謝を補助

簡単に作れるマンゴープリン
<材料>
マンゴーの缶詰 1缶
エバポレートミルク 375g 1缶
Aeroplaneゼリーパウダー(マンゴー味)2箱
水500cc
<作り方>
1.マンゴーを小さく切る
2.お湯をわかす
3.ゼリーパウダー2箱をボールに入れ、お湯で溶かす
4.3に切ったマンゴーと缶詰のシロップとエバポレートミルクを入れかき混ぜる
5.容器に移し、冷蔵庫に入れて固める

※ ここで使うエバポレートミルクは牛乳を煮詰めたものですから、牛乳の美容に欠かせない栄養素がより豊富に入っています(カルシウム・良質なたんぱく質・ビタミンB2)

 美肌を生むビタミンと細胞をリフレッシュしてくれる葉酸で、マンゴーは肌を白く、みずみずしく、フレッシュに保つ栄養素に満ち溢れています。しかし過剰摂取すると、身体に害をもたらす恐れもありますので、食べすぎには注意しましょう!


2010年2月掲載


美容にいい食べ物 プゴク

 今回は、去年の8月11日に「魔女たちの22時」で放送された「赤ちゃん肌になれるスープ」韓国料理のプゴクをご紹介します。
 放送後、プゴクについての食材や作り方を調べるユーザーが激増し、約半日Googleの「急上昇ワード」1位をキープしたようです。

 日本在住42歳の韓国人女性は数年来、ひどい肌荒れに悩まされていたそうです。その女性のご主人はお酒が好きで、毎晩お酒を飲んで帰ってきては、韓国で昔から二日酔いに効くとされていたプゴクを作ってくれと頼んで食べていました。ご主人の為に毎日作るのですが、食べ残しを奥さんが食べているうちに、徐々に荒れた肌が改善され、赤ちゃんのような肌に若返ったとのことです。

 「干したら」は高たんぱくで低カロリーですからダイエット食にもなり、グルタチオンや体の中でビタミンAに変えられるカロチンが多く含まれています。

 グルタチオンは細胞への有害物質を体内で解毒し、肝臓の機能を高める作用が認められています。また細胞の老化やガン化を招くと考えられている過酸化脂質の生成を抑制したり、すでに生成された過酸化脂質から体を防御したりする働きもあるそうです。美白になるカロチンと合わせてアンチエージングにはうれしい食材ですね。

プゴクの作り方
<材料>
干しタラ 30g
ダシダ(韓国の家庭用調味料) 大さじ1
水 400cc
ごま油 小さじ1
<作り方>
1.裂いたタラをごま油で軽く炒める
2.火が通ったところに水を入れ、汁が白くなるまで沸騰させる。
3.ダシダで味を調節します
*長ネギ・ワカメや卵などを入れるとさらにおいしくいただけると思います。

 こちらでは韓国グロッサリーでプゴクの材料を簡単に購入することができます。このダシダは日本で販売されている味覇(ウェイパァー)に味が似ているので、チャーハンやラーメンなどを作る時にも重宝します。
プゴクを作る食材写真左:干したら
写真右:ダシダ












2010年7月掲載


美容にいい食べ物 サムゲタン:参鶏湯

 7月20日に日本からメルボルンに戻ったのですが、温度差と日本での無理な行動の疲れが重なり、1週間近く寝て過ごしました。疲労で胃が食べ物を受け付けなくなり、軽い脱水症状になったようです。肌のハリが無くなり、手の指などもシワシワになってしまいました。
 以前風邪を引いた時に韓国料理のサムゲタンを食べ元気が出たのを思い出し、友達に韓国料理屋に連れて行ってもらい、やっと回復することができました。

 サムゲタンは小ぶりの鶏肉を1羽丸ごと使い、その中にもち米・栗・ナツメ・にんにく・高麗人参・ねぎなどを入れて煮込む、韓国のホットポットです。味付けは食べる時に煎り塩でいただきます。

 韓国では日本のウナギのように、夏バテ防止の為に「三伏」という期間に食べるスタミナ料理だそうです。

 牛肉や豚肉と比べると、鶏肉はコレステロール値が低いわりに、とても栄養価が高く、サムゲタンは鶏1羽丸ごとのコラーゲンも摂取できます。コラーゲンは皮膚や髪の毛・爪に至るまで生成に欠かせないものです。一緒に入れるにんにくや高麗人参は、滋養強壮は勿論のこと、抗酸化作用もあるので肌の細胞を活性し、ダイエットにも効果があります。サムゲタンには、他にも脳の活動を活発にするたんぱく質や、ストレスを減少させる必須アミノ酸も豊富に含まれています。

 韓国人の友達から聞いた話では、メルボルンの韓国料理屋で食べるサムゲタンは、缶詰を使っている所が多いとのことでしたが、私が行った店はフレッシュなチキンを使って調理していました。インターネットで検索すると家庭で作れるサムゲタンの簡単な作り方が検索できます。専門の店で作ったものはたくさん一緒に作るのでスープの色もより濃くなるそうです。値段は一般的なホットポットの倍以上しますが、残ったスープを持ち帰り、お雑炊にして食べることもできます。
 コラーゲンたっぷりの食事ですので、美容の為に一度お試しください。


2010年9月