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Beauty Column -紫外線-


紫外線

 オーストラリアの紫外線はオゾンホールがある為、肌に受ける影響は日本の5倍から10倍とも言われています。紫外線にはA、B、Cとあり、C は基本的に地上には届きません。
 Aは皮膚の深い所まで入り、活性酸素生成を損傷し老化を早めます。Bは、波長が短いためエネルギーが大きく、体に浴びると日焼けを起こします。
 皮膚の厚さは2mmで、表皮が0.1mmその下に真皮1.9mmとなり、真皮の奥のメラノサイトからメラニン(褐色の色素)を出し有害な紫外線を遮断し、皮膚を守る働きをします。
 長期間紫外線を浴びて出来たしみ・しわを光老化と言います。

 顔の日焼けを防ぐには、黒い服(光の反射を防ぐ)を着て、薄い色のUVサングラス(濃いレンズは暗くなるため瞳孔が広がり多くの光を取り入れる)をかけます。日本のTVで、マウスの体を隠し、目だけに紫外線を当てる実験をしたところ、メラノサイトが反応しメラニンを出し、日焼けしたことになりました。ですから、オーストラリアで生活する上でサングラスは必需品です。

SPF(Sun Protection Factor)
 これは日焼け止めの表示で、UV-Bによる日焼けで肌が赤くなる事を防止する効果を示す数値です。例えば日焼け止めを塗った時素肌に15倍の紫外線を当てた場合に肌が赤くなるとSPF15になります。

PA(Protection Grade of UV-A)
 これは、UV-Aに対し、+が多くなるほど効果があります。

 オーストラリアで顔の光老化を防ぐためには最低SPF30PA++を使用し、2時間毎に塗りまた、2度塗りすることにより2.5倍の効果が得られます。
 朝起きてカーテンを開ける前に日焼け止めを塗ることをお勧めします。

2004年3月掲載


日焼け後のお手入れ

日焼けして赤くなってしまった場合
 やけどと同じですので、とにかく冷やして一刻も早くほてりを冷まします。方法として、コットンに化粧水をたくさんしみ込ませ、軽くはたくようにします。絶対にこすらないようにしてください。

顔の皮がむけるような日焼けになった場合
 皮は決して無理にむかないようにしてください。無理にむくと後でシミの原因になりかねません。ぼろぼろになってかっこ悪いですが、乳液・クリームなどを多めに塗って、自然にはがれ落ちるのを待ちます。

シミになった場合
 ビタミンC・E などを多く摂取し、これ以上濃くならないようにUVカットするよう心がけてください。
※シミのご相談は当サロンで承っております。

肌が健康な状態に戻ったら
家庭でできる簡単パックをご紹介します。
 粉茶(緑茶を粉砕したもの)と小麦粉を1対1の割合で混ぜ、水を少しずつ加えながら溶かします。(水の分量は顔に塗って垂れてこないくらいに調節)
 それを顔全体(目の周りは避ける)に湿布し、10分後ぬるま湯で洗い流します。お茶に含まれるビタミンとカテキン効果で美白、小麦粉で驚くほど潤いアップ。
 1週間に1〜2回の割合でお試しください。

2004年4月掲載


老人性いぼ

 毎年、この時期がくると紫外線の話をします。紫外線がどんなに肌を老化させるか心に留めておいてください。

紫外線を予防するには
・SPF(Sun Protection Factor)の入った日焼け止めを塗る
・薄い色のUVカットされているサングラスを着用
・顔への照り返しを防ぐ為、黒い色の服を着る
・帽子や首に巻くスカーフなどの着用

 これまで、紫外線によってシミやしわができるお話をしてきましたが、今回は首に出来るいぼについての話です。

 大きさによって、アクロコルドン・スキンタッグ・軟性線維腫と、呼び方が色々あるようです。聞こえは悪いですが、「老人性いぼ」とも呼ばれています。首を触ったときにザラザラする小さないぼは肌色〜褐色〜黒色と変化していきます。
 大きさは扁平なものからドーム状に突起したものまで様々です。
 主な原因は紫外線による肌の老化で角質異常です。

 紫外線に長い期間、何度も繰り返し当たっていると、皮膚の表皮細胞が老化します。これを光老化といいます。光の影響とは別に、老化によって出ることもありますが、特に紫外線に長く当たった部分の方がより早く、たくさん出やすいようです。
 老人性といっても、人によってイボの出方は様々で、紫外線をどれだけ浴びて生活してきたかなどにも左右されます。また、皮膚が光線の刺激に弱い場合、光老化が早めにおこりやすいといわれます。

 30歳以降に出来ることが多く、加齢と共に増加する傾向にあります。目だってくると胸元の開いた服が着られないなど、おしゃれもできません。
 除去するには液体窒素での冷凍療法、メスやはさみでの除去、レーザー除去と色々あります。
※当サロンでも除去しますので、お気軽にお問い合わせください。

2008年1月掲載


夏になる前に

外出時の必須事項
 オーストラリアでは紫外線が日本の5〜10倍と言われているので、夏だけでなく1年を通して以下の3点を心掛けましょう。

・UV加工の薄い色のついたサングラスの着用
・SPF30〜40の日焼け止めとSPF入りのファンデーションの重ね塗り
・つばの付いた帽子の着用

 道路や建物の壁に反射した紫外線を色々な角度から浴びることもあるので、肌が露出している部分には日焼け止めをしっかり塗りましょう。また、紫外線はシミだけでなく、しわ・たるみ・乾燥・肌荒れを引き起こします。「洗濯物を干すだけ」などとちょっと油断していると、ダメージは少しずつ積み重なり、忘れた頃に取り返しのつかないことになります。普段の紫外線対策が大きく影響しますので、必ず守ってください。

日焼け止めやファンデーションのつけ方
 軽くたたくように重ね付けしましょう。こする様に塗るとムラができて、SPFの効果が期待できません。
 SPF入りのファンデーションを使うと、ファンデーションの重ね塗りだけで効果が持続しますので、2〜3時間ごとに塗り直しましょう。

日焼けをしてしまったら
 やけどと同じですので、まずタオルに包んだ保冷剤などで肌を冷やし、ほてりを鎮めてください。その後コットンに化粧水を滲み込ませ、5分〜10分間パックします。パックで潤いが取り戻せたら、刺激の弱いローションやクリームで保湿します。
 日焼けでダメージを受けた肌は、メイクをしたり落としたりという程度の刺激でも負担になります。特に、肌を覆ってしまうファンデーションは避け、日焼けが治るまではポイントメイクだけにしましょう。

エアコンの乾燥対策
 エアコンを付けっぱなしにすると、肌の水分を奪い乾燥肌になります。こちらでは日本のように冷えすぎるということは余りありませんが、オフィスワークなどをしていて肌の水分が気になる時は、ミストや乳液等で保湿し、水分補給もしてください。

2008年11月掲載


紫外線の話2010

 私は40代後半になってから、急にコレステロールや血圧が高くなり、ドクターのお世話になっています。今回、血液検査結果を聞きに行った際、ビタミンDの値が低くなっているので、冬の間サプリメントをのむ様に指示がありました。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨を形成する過程で大きな役割を担っているので、将来骨粗しょう症になることを防ぐ為に服用せよとのこと。

 ビタミンDを人間の体に取り入れる方法は2つあります。
1.食べ物からの摂取
 食べ物から体内に入ったビタミンDは、そのままの形で働くことはできませんが、消化器で吸収された後、肝臓や腎臓内で活性され初めて有効なものになります。

2.紫外線によって生成される
 皮膚の組織内には、脂肪が代謝されることによって作られる「プロビタミンD」という、ビタミンDになる前の物質が存在しています。これが紫外線に当たると、分解されてビタミンDに変わります。

 上記の理由でドクターから1日に朝と夕方の2回、半袖・短パン状態で10分程度日光を浴びるようにとアドバイスされました。4月後半から急に寒くなり、こたつをそろそろ出そうかと考えていたのに、外で、しかも半袖で日光浴?!と不安になりながらも、天気のいい日に実行していました。
 4月25日の朝、前の日は雨が降り、外は曇っていましたが、急に空が明るくなったので、日に当たろうと思い、外に出て雑誌を10分くらい読んでいました。しかしその結果、日焼けにより短パンの跡がくっきりついてしまいました。
 普段からオーストラリアの紫外線は強力だからとお客様に話していますが、改めて凄さを実感しました。日光は人間が生きていく為に必要不可欠なものですが、5年後、10年後のお肌のことを考えて、きちんと紫外線の対処をしましょう!

 紫外線のA波はお肌の弾力を保つ細胞を破壊しますし、B波はシミを作る原因になりますので、オーストラリアでは外出時に、冬でも以下の3つを守るようにしてください。
◎UV加工の薄い色のついたサングラスを常に着用する
◎SPF30〜40の日焼け止めとSPF入りのファンデーションを重ね塗りする
◎つばのある帽子を着用する


2010年6月掲載