サイトトップへ サロン概要 トリートメント 美容コラム プロダクト ご予約 メールフォーム

Beauty Column -スキンケア-


洗顔

 皆さんは一日朝晩2回洗顔していると思いますが、人によっては洗い過ぎている人、洗い残しのある人と様々なようです。洗い過ぎというのは、ごしごし擦り過ぎる、過剰な回数、強すぎる洗顔料の使用などで、肌の大事な油分まで洗い落としてしまい、シワや乾燥肌になっている状態です。洗顔後何も塗らないで様子を見て、すごく突っ張るようなら洗顔料や洗い方に気をつけてください。

化粧おとし
 洗い流すフォームタイプ・ジェルタイプ・オイルタイプなど色々な物が市販されていますが、ファンデーション・マスカラなどを落とすには、オイルタイプをお勧めします。オイルクレンジングは油で浮き上がらせて化粧を落とすので、しっかり落とせます。直接乾いた 手で乾いた顔に塗り、ファンデーションの汚れが浮き立つまでなじませ、そのあと良く洗い流します。

洗顔のコツ
 ファンデーションや洗顔料の残りは肌荒れ・吹き出物などの原因になりかねません。洗顔は大切です。洗顔料は良く泡立ててから(泡立てネットで効果倍増)泡でこするようにします。手を直接肌に触れないようにあくまでも十分な泡で洗います。そして洗顔料が残らないようにぬるま湯で何回もすすいでください。見落としがちなのはあごから耳にかけてのフェイスラインです。十分に洗いましょう。

鼻の頭などの毛穴の黒ずみ対策
 洗顔後電子レンジで1分蒸したタオルを顔にのせ毛穴を広げます。バージンオイル(料理で使うオリーブオイルでOK)を使ってマッサージします。その後もう一度蒸しタオルを使い、あとは化粧水を浸したコットンでパッティングして引き締めます。毛穴に溜まったものを爪の先で押し出すと、皮膚の細胞が傷つき、シミの原因になるのでやめましょう。

2004年5月掲載


美肌を保つには

健康な肌とは、張りがあり、きめの細かいピンク色のくすみのない肌のことです。毎日のお手入れを怠らずにやっていますか?
シワやシミができてからでは遅すぎます。女性の肌は敏感です。寝不足、ストレスでも大きく影響します。小さなことでくよくよせず、内面的にも「気持ちを若く」保つことを心がけましょう。
 これまで数回に渡って、家でできるケアをご紹介してきました。今回は美容サロンなどで行う方法をお話します。

ケミカルピーリング
 肌の新陳代謝のことをターンオーバーといいます。皮膚は通常28日周期で生まれ変わります。表皮の一番下にある基底層で生れた細胞は徐々に表面に押し上げられていき、角質細胞となった後で垢として剥がれ落ちます。
 古くなった角質細胞がうまく剥がれ落ちず、ターンオーバーにブレーキがかけられると、肌に必要な天然の保湿成分や自然浄化に欠かせないphバランスが乱れます。そのため肌の潤いが奪われ、小じわや肌荒れ、くすみなどの色素沈着を引き起こします。そこでフルーツ酸(AHA/BHA)などを用い、古い角質や紫外線などの影響で厚くなった角質を取り除き、肌の自然なターンオーバーを促します。
 この美容サロンや美容外科でのフルーツ酸によるケミカルピーリングは、皮膚細胞のターンオーバーを促進させ、みずみずしい健康な素肌が蘇ってくる画期的な方法で、脂性肌、にきび肌、日焼け跡、色素沈着した肌のトラブルを解消します。

 毎日のケアと3〜4週間に1回位のプロフェッショナルケアで、プルプル肌を取り戻しませんか?

 ケミカルピーリングは酸の濃度などが様々です。良く相談した上でトリートメントを受けてください。

2004年8月掲載


敏感肌のお手入れ

 オイリースキンではないはずなのに、口の周りが乾燥して吹き出物が出やすい人、化粧品をつけると肌が過度に反応しピリピリする人などは今敏感肌になっています。
 アレルギーなどの疾患があり、それにより敏感肌になっている人もいますが、本来の肌はそうではなかったと思います。

敏感肌になりやすいのはどんな人?
・夜更かししがち
・暖房が効いた部屋の中にいることが多い
・お風呂で必要以上にごしごし洗う
・ストレスがある

 特に不規則な生活を送っていると、成長ホルモンの分泌量が減少し、脳から肌へ新陳代謝の指示が伝わらなくなり、肌のターンオーバーが正常に行われません。またストレスの副作用で免疫力が低下し、肌の抵抗力が落ちます。そして皮脂のバランスが乱れ、アクネ菌が増殖したり、常在している菌が生息できなくなり、雑菌やアレルギー源が進入し皮膚を破壊するといわれています。
 皮膚常在菌の表皮ブドウ球菌は、皮脂を分解し、脂肪酸を作り皮膚を弱酸性に保つ働きをします。またアクネ菌は皮脂を分解し、プロピオン酸を作り皮膚を弱酸性に保つ働きをします。アクネ菌と聞くと「ニキビが出来る菌」と思われがちですが、外から来る病原菌をガードする皮脂に必要なものです。これらの常在菌の働きが悪くなると、敏感肌になりやすくなります。

対処法
 ホルモンバランスを保つ為、十分な睡眠をとりましょう。バランスの取れた食事をし、適度な運動をします。洗顔の際は、洗い過ぎたり、ごしごし擦らないようにすることも大切です。また、乾燥を防ぐために保湿剤を利用しましょう。

 男性で敏感肌の人は ひげを剃る時、蒸しタオルでひげを柔らかくしたあとシェービングフォームを使って髭剃りを行い、決して逆剃りしないことをお勧めします。

2005年9月掲載


くちびるのお手入れと流行

 くちびるは顔の皮膚に比べて皮脂腺も無くバリア層が薄いために、常に外気にさらされた状態で、乾燥したり、荒れたりと、トラブルを起こしがちです。紫外線が与えるダメージも肌と同じです。
薄くて無防備なくちびるにもSPF の入ったリップクリームを塗り、日焼け対策を忘れずにしましょう。
 以前皮膚のターンオーバー(肌の新陳代謝)について書きましたが、皮膚のターンオーバーの周期4〜6週間に比べ、唇のターンオーバーのサイクルは3〜4日と短いです。

唇が荒れているとき
 くちびるが荒れている状態は、古い角質が剥がれ落ちずに硬く残っている状態をいいます。
皮を無理にはがすことやなめたりすることは絶対にやめましょう。荒れてはがれそうな皮膚ははさみで切ります。なめるともっと乾燥してしまいます。とにかくリップクリームを塗って保湿しましょう。
 また、リップクリームの代わりに蜂蜜を塗り、ラップで覆ってパックするとしっとりします。そうしているうちに、唇のターンオーバーは早いので、すぐ健康な皮膚が出てきます。あせらず、毎日お手入れしてください。

ふっくらセクシーに
 最近日本でも唇をふっくらと見せる傾向にあります。日本の口紅の流行は、ナチュラルなベージュ・ピンク・オレンジで、グロスをその上にたっぷり塗り、ぷるぷるにみせる傾向にあります。
 ここオーストラリアでもふっくらとした唇はセクシーで人気のようです。塗るとちょっと刺激があり、唇が本当に膨らむ口紅も売っています。

 私個人のお気に入りは、ランコムのJuicy Wearという口紅とグロスの2本入ったセットです。口紅を塗って1分間定着させ、その上にグロスを塗ります。色持ちも良く、濡れた唇が持続できます。

2005年2月掲載


マッサージの効果 その1

 日本で田中宥久子さんの造顔マッサージが話題を呼んでいます。このマッサージは、リンパの流れを促進して、筋肉にも刺激を与えシワやタルミを改善する効果があります。
 そもそもリンパマッサージは、筋肉にたまった疲労物質の除去を促進するだけでなく、副交感神経を刺激し、リラックス効果もあります。

 リンパは体内に侵入した異物から身体を守る免疫機能や、体内の解毒機能の中でも、老廃物を体外に排出する働きがひときわ優れており、血液から酸素や栄養素を取り込んで細胞へ運び、反対に細胞からは疲労物質や老廃物を回収して、リンパ節で浄化・ろ過した後、静脈に運搬する機能等を持っています。

 このリンパの流れを促すのは、リンパ管を取り巻く筋肉や血管の動きだけですから、疲労やストレス、運動不足等の影響で滞ってしまうと余分な水分や老廃物が溜まり、むくみやコリを作ったり、免疫力が低下したりします。
 これが、体調不良・肩こり・冷え・肥満などの原因になるだけでなく、肌のコンディションやボディラインにも影響が表われます。

 リンパ管は皮膚の表面近くを流れているため、それぞれのリンパ節の方向に向かって軽くさすることで、リンパの流れは良くなり、体調アップや疲労回復の効果があります。

 自分で行う場合は手のひらでリンパの流れに沿って身体の末端から心臓に向かってマッサージを行います。リンパは血液と異なりゆっくり流れている為、リンパマッサージはゆっくりする方が効果的だそうです。

 顔のマッサージも内側から外側に向かって、首筋におろす様にしてください。

主なリンパ節のある場所
1.頸部リンパ節(耳の下、首、襟足)
2.鎖骨リンパ節
3.腋窩リンパ節(わきの下)
4.鼠径リンパ節(足の付け根)
5.膝窩リンパ節(ひざの裏)

2008年3月掲載


マッサージの効果 その2

 花王(化粧品会社)の調べでは、顔にパックのみを行う場合と比べ、マッサージをしてからパックすると、3.8倍も化粧品の浸透率が高かったそうです。また、肌がくすんで見えるのは、血行不良が要因だそうです。つまり、真皮の毛細血管の色が肌の色に影響を与えていて、血行が悪いと血液中の酸素量が減って紫色に変化し、肌の色を悪く見せてしまうことになります。

 血行を良くするには、アロマオイルを使ったマッサージが効果的です。
 オイルは手のすべりを良くして肌に負担をかけ過ぎないだけでなく、スキンケア効果で肌の乾燥を防ぎ、血行を促して美しい肌をつくります。
 マッサージに使うオイルは質の高い、よりピュアなものを使いましょう。2ドルショップに売っているようなものはあまりお勧めできません。
 ベースになるキャリアオイルに数滴のエッセンシャルオイルを混ぜて使用します。キャリアオイルはスーパーに売っている、食用のオリーブオイル(エキストラバージンオイル)を代用してもいいです。
 エッセンシャルオイルは妊婦さんが使用できないもの、肌に直接使用できないものなどがあるので、使用方法や効能は、専門店にお問い合わせください。

マッサージのポイント
 お風呂あがり等、体を温めてからマッサージすると効果的です。リラックスしてストレスから開放された状態でマッサージすると、リンパ管が拡張し、流れが良くなります。
・好きな音楽を聴きながら
・好きな香りのオイルを使うなど

 また、水を飲むとリンパ液の濃度が薄まり、流れやすくなると言われているので、マッサージ前後には、1杯ずつ水を飲みましょう。
 ゆっくり、軽く撫でる様な強さでマッサージします。特に顎関節の周りは、リンパが溜まりやすい部分です。老廃物が溜まって肌がくすんでしまわないように、口を大きく開けて頬に刺激を与えながらするといいでしょう。

 ただし、やりすぎは禁物です。同じ場所で5回〜10回を目安にしましょう。

2008年4月掲載


目のくま

 目の下にくまがあると、疲れたり、老けた印象になります。くまの原因は、加齢によるもの・色素沈着・ストレス(睡眠不足・疲労)・血行不良などが考えられます。しかし、目が大きく、さらに垂れ目がちの人は、くまやたるみが出来やすいです。
人間の目は1日に約2万回もまばたきし、寝ている間でもまぶたは完全に休息していないそうです。現代社会では、パソコン作業などで目を使う機会が多く、目の周りの筋肉を使い過ぎることによって疲労がたまり、静脈のうっ血に繋がることもあります。それに目の周りの皮膚は顔の皮膚の厚さの3分の1で平均0.6mmととても薄いので、血流が悪くなると、すぐ表面に現れてしまいます。

くまの種類

▼ 血行不良が原因で血液が酸素不足になり青く見えるくま
血液は赤血球の色素(ヘモグロビン)で赤く見えますが、ヘモグロビンは、ストレスなどで血行が悪くなると、血液中の酸素が欠乏し、ヘモグロビンは暗赤色へと変化し、皮膚を通すと青く黒ずんで見えてしまいます。

▼ 加齢の為、目の周りの筋肉がたるみ、皮膚がたるんで影ができているくま
年齢を重ねると皮膚が薄くなったり、目の周りの脂肪組織が弾力を失ったりして、たるみや色素沈着を更に目立たせます。

▼ 色素沈着してシミになってしまったくま
色素沈着はメラニン色素によるもの・血液のうっ血が慢性化して色素沈着をおこしたものがあります。普段から目をこする癖のある方は気をつけてください。

 くまを隠すには、オレンジ系のコンシーラーをファンデーションの前に目の下に塗ります。血行不良のくまには、まず目の休養。そして血行を良くする為の食生活や適度の運動が大切です。
 自宅で出来るお手入れは、血流を促すためにホットタオルで目を温め、目の周りのくぼみをやさしく押しながらマッサージをして改善します。皮膚が薄いので、目の周りのマッサージはやり過ぎると逆効果です。美容整形では、ヒアルロン酸を注入したり、レーザーで色素沈着を消す方法などがあります。目のくまはビタミン不足が原因ともいわれますので、柑橘類などを食べて日頃からビタミン補給を心がけましょう。

2009年3月掲載